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更新日:2015年8月1日
奄美は民謡(島唄)の宝庫。島の人々は、苦しいときも、うれしいときも島唄とともに生きてきた。
「ウタは半学問」という奄美の諺があるが、島唄の社会での機能性を表現しているといえるだろう。
人々は労働を唄い、祭りを、恋を唄い、死を唄った。そこには、必然的に人生観や世界観までも唄い込まれている。
今でも、人が集まれば黒糖焼酎がふるまわれ、三味線・太鼓をバックに島唄が唄われる。哀調を帯びたメロディーに、ふりしぼるように唄う島唄の数々……。
最近では音楽界の中でも、この独特な旋律の島唄が注目を浴びはじめている。
愛しい人との別れを歌った歌で、この加那は、恋人にも親しい肉親にもどちらにでも解釈できる。
この歌のルーツをたどると、本土系の数え歌だが、今は奄美民謡の代表曲といってよいだろう。
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