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更新日:2023年12月5日
瀬戸内町では磯焼けにより消失した藻場を復活させ、未来へ多種多様な魚介類を残す水産資源の保護と二酸化炭素を吸収するブルーカーボンの取組として、ブルーカーボン(藻場造成・マングローブ植栽)プロジェクトを漁業者の目線で漁師の皆さんと瀬戸内漁協および瀬戸内町で連携を図り、令和3年度からスタートしています。
このページでは藻場の基本的な情報やブルーカーボンプロジェクトの進捗情報をお伝えします。
海藻が茂ることにより作られた海の森である「藻場」が消失し、海藻がなくなること。海の砂漠化。
海に生息する海藻などによって吸収・固定される炭素のこと。ブルーカーボンは2009年の国連環境計画(UNEP)の報告書で命名されました。
藻場は幼魚や小魚が天敵から隠れる場所、イカの産卵場、ウニのえさなどの多種多様な水産生物にとって重要な役割があります。主にアマモ等で形成される海草藻場とホンダワラ類で形成される海藻藻場があります。
また、ホンダワラ類は1年ごとに生え替わるため、切れて流れ藻になります。この流れ藻は魚の産卵場や隠れ家となるほか、深海の海底に流れ着き、吸収した二酸化炭素を閉じ込めるため、ブルーカーボンの役割としての重要性が増しています。
近年、地球温暖化による海水温が上昇しています。温かくなった海は、魚やウニを活性化させ、藻場の再生よりも食害圧が高くなることから磯焼けが発生します。
現在は町内で生息しているホンダワラ類を囲い網や仕切り網により食害から守っています。また、投石による種の付着面積を増やす藻場造成を実施しています。
藻場は1年ごとに生え替わるため、拡大には多くの期間が必要となりますが、今の取組が数十年後の豊かな海になると信じています。
この事業は水産庁の事業のほか、民間企業の支援により実施し、令和6年度は新たな事業を企業版ふるさと納税による支援により実施します。企業版ふるさと納税による支援は下記から募集しています。
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